山田 ユギの最近のブログ記事

★4.5<楓@管理人<とある不動産屋さんを中心に、繰り広げられるお話。
ボーイズラブではないのだけれど、著者さんらしいクセのある面々がすごく楽しい。

とても堅気には見えない社長のボス、真面目で不器用な社長の甥っ子・メガネ、笑顔が曲者なスマイリー、タレ目で元ホストのセクシー、というあだ名も笑える社員たち。
お客は、化粧っ気のないおかっぱ頭のサキちゃん、タロット占いが趣味の不思議ちゃん・しおり、メガネ美人の先生。
みんながうまい具合に絡んでいて楽しめるし、ただ楽しいだけじゃない、ちょっとセンチメンタルな風味もするのがすごくいい。
最後のボス若かりし頃のお話も、またいいお話で、この不動産屋さんの原点からして笑えてセンチメンタルなネタ満載でした。

それにしても番外のセクシーと中川先生のお話、ちとセクシーが気の毒でしたね。(苦笑)
メガネの邦明も、どうもチャーミー・サキちゃんには意識されていないみたいだし、恋愛ものとしては心残りが…。
でもそれ以外の部分ですごく満足できたので好き度は★4.5に。

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★4<楓@管理人<表題作は大学生ぐらいの話しながら、他の短編はリーマンものも満載。
本音を軽口で隠してしまうユギさんらしいキャラは、どれもいい感じ。
最後、2丁目のバーでそれぞれのキャラたちが繋がっていておもしろくまとまっているのだけれど、いかんせん、どれも微妙に短い。
もうあと数ページその後の展開が見たい、という作品を連続で見せられてしまい、どうも欲求不満になってしまったため、好き度は★4.5と迷って一応★4

ちなみに、どの作品も結構好きだったけれど、一番好きな話しを選べ、と言われたら、「さすらい」
同業者で、同じ性向だと知って以来、何となくつきあってきたけれど、そこには恋愛感情はないはずで、親父?(攻)は冗談のように軽口で(受)キャラを口説き、美人(受)は(攻)キャラの前で別のターゲットの話しをする。
そんな身体だけの関係だったはずなのに、身体の関係を一切止めてしまって、何事もなかったように仕事仲間として顔を突き合わせるだけの関係になってから、やっと素直な気持ちになれる、というお話し。
素直じゃない(受)キャラも、追いかけきれない、ちょっと気弱な(攻)キャラもよくて、一番好きというか、続きの数ページが読みたかったと思えた作品かも。


2002年12月刊 【amazon】 【楽天】 【7&Y】 【bk1】

バイト仲間の山本民人(彼女いない暦19年)と荒井也寸志(彼氏いない暦3ヶ月)。この趣味も性格も性癖さえも正反対な二人の間には、なぜか美しい友情が育まれていた。しかしクリスマス直前、山本に初めての彼女ができてから二人の関係はビミョーな変化が!? 心が暖かくなる幸せなラブストーリーから男の愛弾けまくり(?)のギャグショートまで8作品を一挙収録!

★4<楓@管理人<おかしなタイトルだと思ったら、既刊の「最後のドアを閉めろ!」の賢三の兄ちゃんズのお話し、という「ドア」繋がり?のリンク作。

税務署員のマジメ兄・正一とは対照的に、職業不定で不精髭の似合うワイルド系な弟・俊二。
実は正一は俊二と賢三の従兄であって、本当の兄弟ではない、という設定が正一を苦しめる。
「弟」には思えない感情を抱きながら、弟であれば一生繋がっていられる、というささやかな幸せを望んでしまう正一の不器用さと、ふざけているように見えて、細心の注意を払って兄との距離をはかる俊二の繊細さがとてもよく描かれていたと思う。

ただ、一読したときには、正一が、何故俊二を受け入れようとしないのか、というあたりがわかりづらく感じたので、好き度は少し低めに。

あと、同時収録の本編とはかかわりのないミニストーリー「小間使いの日記」。
少し昔の時代設定で、洋館に住む美人お坊ちゃんに仕える小間使いが、しなびたボロ家のむさくるしい男に幾度も手紙を届けるのに、男はせっかく届けた手紙を読みもせずに破いてしまう。
本当のことを言えず嘘をつく小間使いに、どうやら事実を知りながらも笑顔を向けるお坊ちゃんのことも、冷たくしながらも最後は行動を起こす不精髭の男のことも、ほんの短いお話しなのに、とてもせつなく甘いお話しになっていてよかったと思う。

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★4.5<楓@管理人<12年も友達で頼ってきた相手・ちからが、ずっと自分を好きだったと知って戸惑う鈍い男・黄島。
ちからが自分の気持ちを教えてしまうまでの、能天気な黄島の行動に、言えない思いを抱えて辛さを見せるところも、思いを伝えてからも平静を装って、けれど、どうしようもなく不安定になっているところも、とてもせつない。
また、ちからの気持ちの深さを知ってからの黄島が、いかにちからに甘えていたのか思い知らされ反省するあたりのお馬鹿さん加減もどこか憎めず、黄島がちからの想いに応えようとしたときには、本当に信じてもいいのか、とても不安そうな表情と、信じたいと思うせつなさの混じった表情がすごく印象的で、とてもいいお話だと思えた。

他、「冷蔵庫の中はからっぽ 1」と「小さなガラスの空」に登場する女にだらしない整の、児島に出会う前の話と、児島に出会ってから、ちょうど「小さな~」に収録されているお話の直前ぐらいの話が収録。

なんでこんな男を好きになってしまったのだろうと、首を傾げつつ、整にうっかり見惚れてしまう児島も、どうしようもない男を好きになってしまって涙をこぼす児島もめちゃくちゃ可愛かった。

1997年11月刊 【amazon】

★5<楓@管理人<なんていうんですか、なんかいいんですよね。感想書きにあるまじき抽象的な言い方になってしまいますが。(笑)

直情的な竜彦と、情にほだされやすい至。
幼かった竜彦から無垢な想いを向けられることに、どこか恐れをなしてしまったかのように、直接会うことを避けてしまっていた至。
久しぶりに会った竜彦に戸惑いながらも、今度はちゃんと向き合おうとする至。
ちょっとビターなのに純情ラブで。
笑顔の陰で寂しさが悲鳴を上げていたり。すっかり大人になったようでいて、それほどなりきれていない部分もしっかり残っていて。
とにかくこの方の作品は、こういうギャップが本当にうまい。
ちょっとドタバタしている征一の話の部分は、私的には余分だったかなとは思うけれど、コワモテの竜彦が猫に向けた表情が、めちゃくちゃ男前だったり、幼い頃の可愛い写真をいつまでも持っていたりするあたりの、可愛い面が見え隠れするところがすごくよかったので好き度は満点。

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★4.5<楓@管理人<惚れっぽくて失恋ばかりしている優介が男に一目惚れしたのに、しばらく一目惚れしたことに浮かれて、はたと一人になって男だった、と諦めようとするお馬鹿さんのところがおもしろく好感が持て、(受)キャラで登場する隣家の子持ち男・高見が物憂げな感じで、確かにキレイではあるんだけどしっかりイラストから年輪?は感じられてそれがこの話しを受け入れられるかのポイントになるかな?(笑)あと、ラストがちょっと「もう終わっちゃうの!?」というところで終わっているのが残念。最後、高見の子供の茶目っ気たっぷりの顔と優介の呆けた顔はすごくよかったんですけどね。私的には▼同時収録作▼、「太陽の下で笑え」「小さなガラスの空」に出ていた直樹のお話しがよかったです!2つの作品での直樹は、綺麗でカミングアウトしていて陽気で気楽な感じの表の顔を見せつつ、内心はすごくすごく繊細で、相手に気遣われないように、突っ張ったりはぐらかしたりしていてちょっと痛々しい感じがして、すごく幸せになって欲しいなぁと密かに思っていたのですが、これを読んで、なぁんだちゃんと幸せだったんだ、よかった~と安心できた作品。 ▼お話しの方は▼学生時代から直樹のお隣さん、三つ年下の鮎。いつもからかいつつ、片親で、虐められるような自分とは違って汚いこととは無縁で無垢で正義感の強い鮎の存在がどこか直樹のオアシスでありつつ、所詮触れてはいけない神聖な領域であるかのように突き放す直樹。鮎の方は、何事も誰にも心配をかけずに済まそうとする直樹が気になって優しくしたいのに、直樹にからかわれて怒る単純なところが可愛く、からかいながら、その優しさに慣れ合わないようにしようとするかのような直樹がせつない。途中、鮎のお母さんが、カミングアウトしている直樹に「おばさん、オカマちゃんに偏見はないわよ」というシーンが笑える。(笑)とにかく傷つきながらもニッコリ笑う直樹がせつなくて、でも鮎はそんな直樹の笑顔の下の感情がうっすら見えていてそんな顔させたくない、と思う感情があったかい。あと、時間的には、「太陽の下で笑え」の前なんですね。壮平とチカはまだらぶらぶになってなかったみたいだし、「太陽の下で~」を見返したら、らぶらぶな鮎と直樹が見れました! あのときは、鮎とのことを知らなかったから、らぶらぶな雰囲気の直樹と彼氏も、もっと刹那的な恋人さんなのかなぁと勝手に思っていたのですが、この本を読んでから「太陽の~」を読むと直樹の幸せそうなところが、より一層幸せに見えてよかったです。それによく見たら、この2つの作品で直樹が同じシャツを着ているところ芸が細かい・・・と思ってしまいました。(笑) あと、ちょっと今回イラストの線が粗い気がしたのは気のせいですか・・・?私は話しがよかったので読めましたが、線が気になる方にはどうかな?という感じ。ということで私の好き度は★4.5 表題作の(受)キャラがくたびれた感じだったことと、ラストが残念だった分ポイントを引きました。

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振られやすくて惚れっぽいと評判の大西優介が今度好きになったのは、隣家に引っ越してきた、年上で子持ちの男高見宏和だった。雷の走る日に始まった運命の恋の行方は?
#同時収録<直樹と鮎の「ワイルドマンブルース」

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